横浜市金沢区には、海の公園や横浜市立金沢動物園、横浜・八景島シーパラダイスなど、多数の名所が点在しています。
その中には、数多くの貴重な書物や絵画などを収めた神奈川県立金沢文庫もあります。
今回は、この県立金沢文庫の見どころについてご紹介します。
県立金沢文庫の見どころ①国内最古の武家文庫
県立金沢文庫は、称名寺市民の森の隣に建つ武家文庫です。
創建時期は不明ですが、14世紀初頭には建物があったことが確認されているそうなので、県立金沢文庫の歴史は少なくとも鎌倉時代から始まっていると考えられます。
その後、関東大震災で被害を受けた金沢文庫は、昭和5年に再建されました。
現在の場所に県立金沢文庫が建てられたのは平成2年で、所蔵品の中には称名寺が所有する国宝や重要文化財も多数ありますよ。
なお、昔の日本には貴族・官僚・武家などが所有する文庫がいくつかあったそうですが、その中でも金沢文庫は武家が所有していた文庫としては国内最古です。
横浜市金沢区に住んだら、そのような歴史ある施設へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
県立金沢文庫の見どころ②貴重な所蔵品の数々
冒頭でも述べたように、県立金沢文庫には数多くの貴重な品々が保管されていて、以下のような資料が見られます。
・絵画…金沢北条氏の肖像画、中国から伝わった十六羅漢像など
・彫刻…釈迦如来像、金沢北条氏ゆかりの仏像など
・工芸品…青磁壷、青磁花瓶など(どちらも中国より伝来)
・古書…文選集注(平安時代の書物)、称名寺聖教など
・古文書…金沢北条氏や称名寺の僧侶たちが書いた手紙など
いずれの品も、当時の人々がどのように暮らしていたのか、歴代の金沢北条氏はどんな人だったのか、また中国との交易のようすを知れるものばかりです。
県立金沢文庫の見どころ③講演会や展示会も随時開催
県立金沢文庫の見どころは、所蔵品を見ることだけではなく、さまざまな展示会や講演会も開催されていることです。
たとえば今の時期は、東洋学について学べる特別展が開催されています。
また、県立金沢文庫では定期開催の月例講座も実施していて、こちらもおすすめです。
館内の展示物を見るだけでなく、専門家や研究者の解説を見聞きすることで、いっそう歴史を楽しめるでしょう。
特別展や講演会、また月例講座の情報は、県立金沢文庫のホームページや神奈川県の金沢文庫の紹介ページに掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
※神奈川県の金沢文庫の紹介ページは、県立金沢文庫のホームページ「講演会・講座」から飛べます。
まとめ
日本最古の武家文庫として大切に保存され、展示物を見たり話を聞いたりして歴史を学べる県立金沢文庫。
歴史好きな方におすすめの見どころがたくさんある施設で、知識を深める休日を過ごしてみませんか?
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